iPhoneを買って悲しくなった話
こんにちは。おがどらです。
今回は高3の秋のお話。
私は今でこそ2台持ちですが、もちろん1台しかスマートフォンを持っていない時期がありました。
買ったのは9/25です。銀座のApple Storeで買いました。バイトの給料がその日に振り込まれたからです。
買った理由は「マギレコしているときにFGOをしたかったから。」は?って思われるかもしれません。ただ、僕は3DSを4台持っていますし、パソコンも3台くらい使っています。そういう人間なので、ここについて深く理解してもらう必要はありません。
ただ、AndroidとiOSを普段から使い分けている人なんてごく少数ですので、スマートフォンの買い替えで困ったこととかありましたら是非ご相談下さい。ラーメン一杯くらいで付き合います。
そんなわけでiPhoneを買ったわけですが、僕は生粋のガジェット好きですし、長年「興味があった」iOS端末がようやく自分の所有物になるわけで購入前からワクワクしていました。
夏休み。週5でバイトに打ち込み、青春を犠牲にして(バイトももちろん青春の1ページには変わりないのですが)手に入れた数万円を、一つの電子機器に捧げるわけですから緊張もします。
「デビットカードが使えなかったらどうしよう」
そんな杞憂もありました。
54864円。iPhone7 32GBの値段は今でもはっきり覚えています。
カードをスキャンしたその先に待っていたのは白く、重く、リンゴのマークの入った箱。
ぜったいワクワク、ウキウキするだろうな、と思っていたその開封の瞬間。
何も感じませんでした
その次に思ったことは、
あ。こんなものか。
それだけ。その時に僕は悟りました。
僕は新しいもの、こと。そして未知で(自分でも)ワクワクするような出来事に対しての興味を失ってしまったんだ。心が枯れてしまったんだ。と。
別にその時に特別鬱病に似た症状が出ていた訳でもないです。
僕の物欲は「あって無いようなもの」。あったら便利だけど、無くても困らない。そんなもので占められているんです。そしてそれはお金で買う程の物じゃない。そんなことに気が付きました。
高3にして「お金がたくさんあったとしても幸せにはなれない。」その言葉の意味をたった6万円でAppleは気が付かせてくれました。
今では自らの幸せとは。そのことを自問自答する日々であります。