川獺伏草  ~おがどらの雑記ブログ~

自由気儘に書きたいことを書き連ねるブログです。

シン・エヴァンゲリオン:|| 感想

 ネタバレしかありません。















 エヴァでした。エヴァだったとしか形容しようがありません。仮に私が単語を作成する権限を得たのならば、「エヴァだ」という形容動詞を創造することでしょう。それほどまでに、庵野ワールド全開だった作品だったと言えるでしょう。
https://twitter.com/const_myself/status/1368732524533321729
 まずこれ。

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宇部新川駅の検索サジェスト

 次にこれ。

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 あとは「大人になれ、シンジ」とか、そういった類いのもの。
 宇部新川駅はともかく、戸籍に関してはなんのことだか分からないと思いますけどね。
 おそらく、加持リョウジが亡くなったから戸籍に含まれずに受理された、もしくは行政が機能していないとかそんなところでしょう。

 兎にも角にも、Qで出てきたアスカは式波でした。以前の記事では「惣流と同時に存在するため」としていましたが、単純に綾"波"タイプと式"波"タイプ、ということだったのでしょう。
「好意対象」、いいワード過ぎますね。今度から使ってみたいと思いました。(小並感)というかQで考察してた人間、オタク考えすぎ罪で全員無期懲役らしいです。泣いちゃった。
 ミサトさんの手のひらクルー、別世界から飛ばされてきたでもなんでも無くて単純に「心変わり」で説明する潔さ、「どうせオタクなら勝手に考察するだろ」という感じがして好きです。

 さて表題のTHRICE UPON A TIME、未来からのホットラインのことです。

 いや、まさにそれでしたね。
 私の以前の予想では、シンエヴァ世界から別世界に情報を送り、世界を改変するというものでした。公衆電話を用いた通信だとか色々宣いましたが、結局の所記憶を引き継いだだけのようです。
 時空改変もののお決まりと言いますが、過去を変えた場合に未来がどうなるか、という回答について未来からのホットラインに準じれば、「その瞬間存在しない世界線になった」と言えます。夢オチ、とほぼ同義なのかなぁ。
 アナザーインパクト以降の世界に関しては、漫画版と同様の、「セカンドインパクトのなかった世界」になりました。ではなぜ漫画版ではセカンドインパクトがなかったところまで時空改変出来たのか?ということについては謎ですね。
 一つ言えることは、旧劇も新劇も現実世界のパラレルワールドである、ということでしょうか。おそらく他にも我々の知らないパラレルワールドが存在するということでしょう。パラレルワールドというと語弊がありますがね。冬月の「記憶は消されているがね」というあの一言、やっぱりパラレルワールドの世界の記憶を保持していないということになると思います。旧劇はゲンドウがシンジに頼ってインパクトを起こし失敗したので、自分がトリガーになるためにサード・フォースを経てアナザーインパクトを起こそうとしたのでしょう。

 というか意味あります?こんなに考えるの。どうせ存在しない世界なのに。

 そう思った私は、庵野監督の手のひらの上で踊らされているだけです。
 うーん、結局マリが何をしたかったのかよく分からんのです。
 埒が明かないので、しばらく時間を空けたいです。まあ数時間後にはまた劇場の中にいるんですけどね。

 当たり前ですけど、シンジくんが主人公で、新劇だけ観れば完結しましたね。めでたいのです。
 庵野監督作品は結構見てますが、原画に参加したヤマトとかガンダムとかも履修したほうが良い気がしてきた。
 とりあえず気が向いたら加筆修正していきます。


13:17 加筆


 落ち着いてきました。まずは一言。「あっぱれ」と。見事でした。今まで観ていたエヴァは、観客に対してシンジ視点で物事を考えるように仕向けていました。最後の流れで、「お前らはゲンドウだから!」との庵野監督からのメッセージ。しかと受け取りました。キモオタクは恋愛するな、なるほど。そしてオタクは悪役だと。
 25年前のように純粋無垢な気持ちでエヴァを観ていたあの頃のオタクはいません。オタク❓元気してたか❓もう25年も経ったし子供の1人や2人くらいいるよな❓^^と、煽られているように感じられます。ぼくは25年前産まれてないので知りません。つまりあの頃シンジだった彼らは、今はゲンドウという立場にあるのです。
 考察っていうとマイナス宇宙において考えうる事象だとか、そもそもあれは何って話だと思うんですが、それより2回目は庵野監督のメッセージを素直に受け取ったほうが良いのかなぁと思っています。

3/9 加筆

 fusetterのツイートをまとめてます。
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 (ブログはスマホだと書きづらいので、すこし思いついたことをメモするのに便利なんですよね)
 少しづつ補足していきます。
 数学が弱いってのは、「0ではなく、0に最も近い値…それは無限大!?」みたいなところ。無限大が0に最も近い値ってなんだよ。そもそもシンクロ率100%の定義を教えてくれ〜〜

 シンエヴァ、カオルくんがほむほむだとしたときのまどマギでしょ。

 マリの「ゲンドウ君の狙いは使徒化したヒメか!」って台詞を解説します。
 そもそもエヴァが覚醒し、インパクトを起こすためには

 の3つの条件が必要です。

 「破」では、

 状況になりました。(この時点では、エヴァを操縦しているのはダミーシステムなので、エヴァの操縦者は願いを持っていない。)そして

  • シンジくんが「綾波を助ける」という願い

 を発生させたことをトリガーに、エヴァが覚醒、サードインパクトとなりました。(ニアサードインパクトサードインパクトの違い、まだ分からん。)サードインパクト時にエヴァ内に含まれたのは第10使徒であると言えなくもなさそうですが、第10使徒エヴァに含まれた時点ではもうすでにサードインパクトが始まっている気がします。

 「Q」では

  • 第12使徒を噛み砕き
  • 第12使徒エヴァ内に含まれ
  • シンジ君が「やり直す」という願いを持つ

 事によるインパクト発動。
 「シン」では、WILLEは「第13号機を用いた何らかの儀式」による古典的なインパクト発動をゲンドウが企んでいると考えています。「古典的なインパクト発動」とは、セカンドインパクトのような「願いの主体を持たないインパクト発動」です。しかしながらゲンドウは

 ことにより、ゲンドウ自身が「願いの主体」としてインパクトを起こそうと考えていたのだと思います。Qでカヲル君を第13使徒にする必要があったのは、第9使徒がすでに破でインパクト発生の要因に用いられたためにシンでは用いることが出来なかったという仮説を立てることで説明可能です。つまり、第13号機が(もう一度)使徒を噛み砕くという「儀式」を行う必要があったから、アスカを使徒化させる必要があったのです。これが「ゲンドウくんの狙い」です。

 「宿願たる人類補完計画と諦観された神殺しは私が行います。」からエヴァにゲンドウが乗るって予想させるの無理ゲーで草

18:00以降

 個人的には戦艦自体を爆弾として投下してるのがヤシオリ作戦無人在来線爆弾を彷彿とさせてすごい好き。シンエヴァの中で一番好きなシーンです。
 ゴルゴダオブジェクトって何
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 ゴルゴダオブジェクトって新約聖書に出てくるゴルゴダの丘らしい、完全に理解した。「始まりの地」的なニュアンスで理解していれば問題なさそう。

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https://www.youtube.com/watch?v=hcVpu_Xi8CE

 シンエヴァ考察動画を観るに、前ブログで言ってた「綾波レイ」の幽霊がセーブポイントっぽいって言っていた解釈をしている人が居て安心した

fusetterツイートまとめ