川獺伏草  ~おがどらの雑記ブログ~

自由気儘に書きたいことを書き連ねるブログです。

クリスマスデートをして告白できなかった話

 はじめまして。おがどらと申します。

 学校もひと段落つき、まとまった文章を書く時間が取れたので、前々からやりたいと思っていたことの一つ、ブログ執筆をしてみたいと思います。

 

 最初のブログなので何を書こうか迷っていたのでツイッターのアンケート機能で聞いてみたところ、

 

 

 このような結果になったため、クリスマスデートについての経験談(失敗談)について書いていこうと思います。彼女との出会いから書きますので、少々長くなりますがお付き合いください。

 

 12/24にデートしている上に夜に差し掛かっていないので、厳密にはクリスマスでもクリスマスイブでも無いんだけど許してね。概要はこんな感じです。半分惚気話のような感じになると思いますので、嫌な方はブラウザバック推奨です。では。

 

 僕と彼女(代名詞)は当時月2くらいのペースでデートする仲であり、恋人関係になるのは時間の問題だと思っていました。そこで告白できずに関係は終わってしまったので括弧つきで代名詞と付け加えなくてはなりません。

 そもそもなんでクソ陰キャオタクにデートするような仲の女性がいるんだよ、と思われる方が大多数かと存じますが、僕も何故だかわかりません。自慢じゃないけど、僕に好意を伝えてきた女性は二人くらいいます。

 彼女には当時から見て半年前~おおよそ5月か6月頃には~好意を伝えられていました。好きだと。ですが当時の僕には「何かの罰ゲームか何かだろう」「僕を陥れるための罠に違いない」「たとえ好きだとしても、それは友人としてだろう」と思っていました。なにせ当時はデートすらまともにしていなかったので・・・ここら辺は記憶が曖昧なので、もうデートをしていたかもしれません。

  最近拝見したこのツイート、まさにこんな状態です。このツイートにリプライで垂れ下がっている会話も僕的には共感しかないので興味があったら見てみると良いと思います。ヤンデレ最高。

 そんなこんなで夏休みに突入します。僕の夏休み、あまりにも伝説的で学校で語り継がれているくらいなのでご存じの方もいらっしゃるかと多いかと思われますが、卒業研究をほぼほぼ終わらせました。しばらくこの夏休みについて話そうと思います。(脱線しちゃうけど)

 

 僕の学校では卒業時にWordで15枚以上のいわゆる論文ってやつを提出することが求められています。提出は三年生の冬休みの頭で、その一週間くらい前に追い詰められた生徒がエナジードリンクを飲みながら徹夜で終わらせる、というのがお決まりの流れなのですが、何故かこの時期に終わったんですよね。担任も信じてませんでした。

 きっかけや内容などの詳しい内容はいずれ別記事にまとめます。長くなるので。ここで重要なのは約一月半しかない夏休みでどうやって卒業研究を終わらせたか、です。

 最初は卒業研究を終わらせる気などありませんでした。宿題のレポートやるかー、ってノリです。終わってみたらWordで20ページくらいになっていたので、「あ、これ卒業研究として提出しても良くね?」って思った次第です。

 ただ、宿題としてのテーマ設定の時点で薄々感づいていたのは、「これガチらなきゃ書ききれないだろうな」ということでした。文字数制限もクソもないただの自由レポートなんですけどね。

 というわけでひたすらに資料を読み漁ったり計算をしたりしました。パソコンと向き合った時間は今までで一番長かったと、自信を持って言えます。三度の飯や睡眠より研究って感じで、床で寝ることも多かったです。ベッドに上がる気力すらなかった。ただひたすらに楽しかったので続けることが出来ました。

 

気が付いたら9月。

 

 「あれ、俺やらかしたんじゃね?」って思いました。それもあとの祭り。高校二年生の夏休み、その貴重な青春の1ページは、家から出ずに終わりました。

 厳密にいえばPCパーツ調達に秋葉原に行ったりしたのですが、片手で数えるくらいしか外出しませんでした。

 その事実に気が付いたときは、自然と涙が出てきました。「ぼくってなにをたのしみにいきてきたんだろう」「ぼくのこうこうせいかつってなんだろう」「ぼくのせいしゅんってなんだろう」そんな思いが頭を駆け巡りました。人生で数少ない、遊べる夏休みを無駄にした、そんな気持ちでした。そのおかげでそれ以降の高校生活は人に比べるとだいぶゆとりのある学生生活を過ごせたのですが。

 そんな考えが頭を駆け巡ったのは2018年9月6日です。なんでこんなことを覚えているのかといいますと、

 このツイートをされた日であることを覚えていたからです。おんなじ日によしざきおにいさんの展覧会に行っていたので、「残っていれば会えたのに・・・」と思いました。(脱線終わり)

 

 そんなとき、ふと思い出します。「そういえばこの展覧会、彼女にも誘われてたけど断っちゃったな。その時に断っていなければ、貴重な青春の1ページにそのデートを刻めていたかもな。」ちょっと後悔しました。

 二学期は夏休みを思い出すたびに病んだりしました。そのたびに「俺は卒業研究を終わらせているんだぞ」と、自尊心を維持するために思い出したり、実際に口に出したりしました。そのせいで周囲を不快にさせたりしたかもしれませんが。この卒業研究は自分のメンタルを何回も救ってくれました。

 そして彼女とは何回かデートしました。映画を観に行ったり、放課後ファミレスで勉強したりと、まさに高校生活って感じでした。長い通学時間(片道およそ2時間かかっていました)も、彼女と過ごすとあっという間でした。期末テストとか楽勝でした。正直言って、最初のころは彼女のことをあまり好きでは無かったのですが、だんだんと、自分にとってかけがえのない存在になっていきました。

 そしていよいよ冬休み。一応卒業研究を一部改善するという目標を立てます。三日くらいしかやりませんでしたが。彼女とのデートの約束はもう既にしてたかな。(記憶曖昧)どうやって誘ったのかというと、

「この映画観たいんだけど空いてる日ある?じゃあ12/24でいっか」

 そんな感じだったと思います。僕が女の子をデートに誘うときって目的ありきで、「一緒に行かない?」と聞く、というのがいつもの流れなので、その時もいつも通り誘いました。冬休みは他にも動物園に行ったりしました。

 クリスマスに映画を観に行く。行為自体は全く問題ないように思えて、一つ懸念点がありました。それは「座席を取ることが出来るのか」という問題です。映画自体はgiftedという、教育についてのものなのですが、時期が時期だけに怖い。映画館も東京にありました。座席を予約したかったのですが、クレジットカードが必要なもので、高校生には不可能でした。親に「クリスマスデートするからカード貸して」なんて到底言えませんしね。というわけで、僕はどうしたのかというと、

 

めちゃくちゃ朝早く行きました

 

 結局これが成功だったのか失敗だったのかというと、どちらでもないというのが正直なところです。しいて言うならクリスマスには映画を観ないというのが最適解だったと思います。朝一番早い回を観に行って、(前日の時点では全く予約が埋まっていなかった)座席がほぼ満席だったので。なんでそんな冬の早朝から映画に行くのか理解できませんけどね。

 映画を観た後は、東京、六本木にある森美術館というところに行きました。なぜかというと、そこでエルリッヒ展という特別展をやっていて、学校の政治経済の先生が観に行ったと伺って僕も行きたいと思ったからです。映画を観たのは日比谷で、(六本木から近い場所を選びました。)六本木までは地下鉄で行こうと思っていました。彼女は徒歩で行こうと言ったのですが・・・

 そして六本木についたとき、その空間に萎縮してしまいました。僕は初めて六本木という地に足を踏み入れたのですが、周りを歩く人の服装、走り回るタクシーと高級車の数、乱立する高級ブランド店に成す術もありませんでした。「あ、ここは僕の来る場所じゃないな」と、埼玉県に住む高校生は思いました。美術館なんかに行かずに立ち去りたいとまで思いましたが、さすがにそんなことは出来ないのでエルリッヒ展に足を運びます。なんかここら辺で昼食を食べたか食べなかったかしたと思いますが、よく覚えてません。エルリッヒ展自体は面白かったです。面白かったのですが、出てみたら太陽がまだ空にありました。当時の僕としては想定外のことでした。この後にイルミネーションを観ようと思っていたので。昼だったらイルミネーションもクソもありません。もうちょっと集合時間が遅ければ。六本木に徒歩で向かっていれば。後悔してもしたりません。覆水盆に返らず。

 気の利いた男性ならば、ここで暇つぶしの方法を提示できるかもしれません。ちょっとダサくても、「もっと一緒にいたい」と言えば済む話かもしれません。でも当時の僕にはそれが出来ませんでした。というか今でもできないと思います。

 また、ここまできて「彼女は自分のことが好きでは無いのではないか」とさえ思っていました。彼女、僕といるときに笑顔をほとんど見せてくれなくて、「僕といても楽しくないんじゃないか」と思うわけですね。僕が見逃していただけかもしれませんが。これは後で聞いた話ですが、緊張していて笑えなかったらしいです。クリスマスに会ってくれる異性はその約束に応じてくれるだけでもう告白に応じてるようなもの、という言説すらあるらしいですが、僕には信じられませんでした。あまりにも自尊心が無さ過ぎて。そう考えているうちに一つの結論に達します。

 

本当に好きだったら引き留めてくれるんじゃないの

 

  我ながら男としてクソみたいな考えだったと思います。白銀御行かよ。(この世の中じゃ男だから、とかは禁句だけどね)まぁ、そのくらい自尊心が無くて病んでたってことです。あと、これまでに自分から告白して失敗したことしかなかったとか、彼女を失うことが何よりも怖いとか、そういったこともあったと思います。結局告白出来なかったことで彼女を失うんですけどね。ハハ。

 というわけで彼女に対して解散を提案します。ところがどっこい、彼女はその提案を飲んでしまうわけですね。マジか、そう思いましたよ。だけど解散を提案する自分にも非があることは自覚していましたし、僕と彼女は相性が悪かったのかな、とかそう思っていました。彼女と青の洞窟、行きたかったなぁ。今考えれば渋谷に到達さえすれば何とかなったかもしれません。ヒカリエって意外と見るところがある。僕はその帰り道、TSUTAYAエヴァと俺妹の二期を借りました。School Daysとかいう神アニメに出会ったのもこの時期です。一方で彼女はその足で別の男性と遊んでいたらしいです。

 そういうわけで彼女に対して告白する機会を失ったまま、彼女との関係は切れてしまうわけですね。いや、たまにTwitterでいいねが飛んでくるけど。

 その後彼女は期間を経ずに別の彼氏を作っていましたね。「やっぱり僕のことを好きじゃなかったんだ」と思って本格的に病んでましたが、それとこれとは別問題ですよね。そういえば彼女は「あの時に告白されていれば付き合っていた」と言っていました。我ながら惜しいことをしましたね。今となっては正直どうでもいいのですが。

 

 これが物語の全容です。彼女は今SNSを見る限り楽しそうなので、これで良かった気もします(とか言うとまた病んでしまうので彼女のことはあまり考えないようにしています。)今ではブログに書けるくらいにはメンタルは復活しています。今の鋼のメンタル、無敵な気がする。

 しばらくは彼女のことを忘れられませんでした。ただ、思い出すたびに辛くなるのでとりあえずSNSをミュートしました。しばらくしたら解除しました。今はもう、大丈夫です。

 オタク友達にこの話を打ち明けたら、「それは女性に対して失礼だ。」と言われました。本当にその通りだと思い、去年の10月からクリスマスあたりはずっと申し訳なく思ってました。突然土下座したくなる衝動に駆られながら過ごしていました。この場を借りて謝罪させてください。

 

貴重な時間を無駄にさせて、期待を裏切ってしまって、申し訳ありませんでした。

 

 まとめると、彼女が本当に自分が好きであったか、それを信じることの出来なかったからこうなってしまった訳ですね。告白して受け入れてもらえなかったら・・・そういったことを常に考えてしまうわけです。

 以上、いない歴=年齢の拗らせオタクが恋愛するとどうなるか、でした。ここまでお読みいただきありがとうございました。鉄壁の防御(ATフィールド)を展開した個体を攻略できる者は未だ現れない。

 

 追記

 彼女(代名詞)にこのブログの下書きを見せたところ、「普通に面白い」と、感想が返ってきました。